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歩いて170km・・・伊勢への旅
いせはよいとこ「マメ繁盛記」
私たち22人が「伊勢和良都講(いせはよいとこ)」というのぼりを立て、伊勢への徒歩の旅に大阪の玉造を出発したのは、昨年の12月28日であった。その日の読売新聞夕刊に「お伊勢さんへ、テクテク初もうで」の見出しで紹介もされた。
一歩一歩と伊勢へ近づくにつれて、足が疲れマメができる。宿舎につき、足を温めるとマメの数が増えているのに気づく。下り坂を歩くときマメはいたみ、顔はなきだしそう。
12月31日から1月1日の早朝にかけては、70キロと一番長い。みんな疲れていて、伊勢神宮まで歩けるのだろうかと不安になる。でも、夕食に年越しソバが食べられるとあって、必死に年越しソバに向かって歩いているようだ。歩きながら生の除夜の鐘を聞き、「年の始め」を合唱しながら、伊勢市に入った。「やっとの思いで伊勢市駅にたどり着く。眠けと安心感からどっと疲れがでてきた。内宮までやけくそで、半分眠りながら歩いていた」と、参加者の一人山田良信君は感想を書いている。
一泊日の奈良YHで朝日放送のラジオ番組からの電話インタビューに答えて「伊勢までの170キロを歩き通すことで、自信をつけられれば」と山本治子さんは語っていた。この言葉は「伊勢への旅」の目標をはっきりと示しているような気がした。 (良)
(YH新聞 S52年2月11日号)
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